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貯水槽用緊急遮断弁 RE-30形 [栗本鐵工所]

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貯水槽用緊急遮断弁 RE-30形

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概要


地震などの災害時に
飲料水・消火用水を確保

学校、公園の公共施設の地下に給水・消火用に非常用貯水槽が設置されつつありますが、配水本管と貯水槽間にこのバルブを取付け地震等で本管が破損した場合、管路を遮断して貯水槽内の水を確保します。

呼び径 75~300mm

キーワード

製品ジャンル

特長

外部動力は不要

バルブ内に流入する流体圧力(本管の水圧)により作動するため、外部動力は必要としません。

従来の3台のバルブを1台で

従来は、緊急遮断および緊急開放の機能を3台のRA-32形リソーオートバルブ(当社製品)で行って
いたが、RE-30形は1台で緊急切り換えを行うため、作動が確実で故障が少ない。

小型でコンパクト

従来品に比べ、外形寸法が小さく、設置スペースが少なくて済むため、ピット寸法が小さくなり経済的です。
コンパクト、軽量で高さが低いため、貯水槽搭載型としても適しています。

自動復帰、手動復帰が容易

流体圧力がバルブ作動設定圧力より低くなれば流路の緊急遮断および切り換えを行い、貯水槽内の水を確保し
ます。また、通常状態への復帰には、自動復帰と手動復帰があります。また自動・手動兼用タイプもあります。

逆流にも対応

管網部等に設置した場合、配水本管の流れ方向が逆向きになることが考えられますが、その場合でも、
バルブの機能には影響がありません。

高い信頼性

作動圧力の設定変更は、パイロット弁のスプリング力を調整することにより可変的に行え、かつ、1個の
パイロット弁で作動するため、作動は正確です。

メンテナンスが容易

構造が簡単で、配管から外すことなく弁体を全て取り外すことが出来るため、保守点検が容易です。

その他

はじめに

地震などの災害時に飲料水・消火用水を確保するための施設として、非常用貯水槽の重要性が高まっています。

この貯水槽を利用した緊急貯水システムは、平常時には、水道管路の一部として水が流れ、地震などの災害時には、緊急遮断弁および緊急開放弁により配水本管から切り放され、貯水槽に水を確保すると同時に、配水本管の水は、引き続き消火活動等に利用されるシステムです。

本緊急遮断弁は、配水本管の破裂等で管路の圧力が設定圧力以下になると、これを検知して自動的に緊急遮断および切り換えが行われる方式であり、無人、無動力源の場所に設置されることを条件に、開発されたものです。従って、電源は一切必要ありません。まさに、非常用貯水槽の緊急遮断弁として適しています。

標準仕様

(1)呼び径 75,100,150,200,250,300mm
(2)流体 上水
(3)最高使用圧力 0.75MPa
(4)フランジ寸法 JIS-G-5527(7.5K)
(5)作動設定圧力 0.05~0.15MPa
(6)主要部材質 弁箱 FCD450
弁体、弁棒 SUS304

配置

下記に緊急遮断弁の配置の一例を示します。

 

 

構造

切り換え説明(自動復帰方式)

正常時

●平常時、配水本管の水は、緊急遮断弁の内部を通り、流入管より非常用貯水槽に入り、流出管より、再び本弁の内部を通り、元の配水本管に流れていきます。つまり、非常用貯水槽は、水道管路の一部として機能しています。

異常感知

●異常圧力感知時(つまり、配水本管の水圧が低下し、本弁の作動設定圧力以下になった場合)緊急遮断弁が自動的に作動します。

●オプション機能として地震、過流速の感知方式も可能です。

異常時

●異常時、緊急遮断弁が自動的に切り換わることにより、非常用貯水槽内の水を完全に確保します。

復帰時 ●配水本管の水圧が設定圧力以上になると、自動的に切り換わり、平常時の流れに戻ります。

本ページの所管部署 バルブシステム事業部

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