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クリモト技報技術論文 [栗本鐵工所]

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クリモト技報技術論文

論文名 土と固体表面間の付着特性に関する基礎的研究
執筆者 深川良一, 玉井俊行, 松野 進

概 要

この論文の目的は粘土と固体表面間の付着メカニズムを解明することである。そのために2種類の試験が実施された。一つの目的は粘土といくつかの固体表面間の引張り試験であり、もう一つはガラス板を基板材料とした水と、いくつかの固体材料間の引張り試験である。試験で使用された材料はPTEE(Polytetrafluoro-ethylene)とステンレス、銅、アルミニウムといった金属材料である。土は飽和したカオリンを使用した。これらの試験により、付着力と材料に付着した土量の関係を明瞭に説明することができた。一方、PTEEを使用して実施された実験で観察された現象は少し複雑であった。

論文名 SUS304ステンレス鋼溶接部の微生物腐食
執筆者 廖 金孫, 亀谷博仁, 岡田 斎

概 要

近年、微生物の関与により発生した腐食現象、いわゆる微生物腐食現象は多くの 産業分野において注目されつつあり、微生物腐食に関する研究が活発化の傾向にあ る。しかしながら、金属材料の微生物腐食発生原因や発生機構には不明な点が多く、 微生物腐食の挙動はまだ十分理解されていない。本研究では、農業用水道鋼管の SUS304ステンレス鋼母材および溶接部に発生した腐食に対して、発生原因を調査 し、実験室における腐食現象の再現を試みた。その結果、この腐食は、硫酸塩還元 菌が関与した微生物腐食である可能性が高いことが判明した。

論文名 少数主桁方式鋼I桁の現場溶接施工法の検討(第2報)
-大入熱および小入熱溶接部に関する冶金的検討-
執筆者 河森威人, 武田祐司, 大澤信哉, 廖 金孫, 岡田 斎

概 要

建設コスト縮減のため、日本道路公団第二東名自動車道の鋼橋に少数主桁方式が採用されている。本研究では、少数主桁方式鋼I桁のフランジを想定して、最大板厚80mmのSM570鋼に対するスタッド溶接および大入熱突合せ溶接の継手性能を把握することを目的とし、これらの溶接部を冶金的に調査し、スタッド溶接の小入熱溶接部の諸性質、大入熱溶接部の靭性に及ぼす冶金的因子の影響などを検討した。その結果、SM570鋼に対するスタッド溶接部および炭酸ガス溶接法を用いた大入熱突合せ溶接部は健全であることを確認し、大入熱溶接部靭性に及ぼす溶接部の組織の影響を明らかにした。

論文名 大口径ダクタイル鋳鉄管の挿し口自動溶接設備の導入
執筆者 牟禮 眞太郎, 岡村敏正, 気田淳次, 武田哲也

概 要

耐震管の需要急増にともない、挿し口突起部の溶接能力の確保が緊急の課題になってきた。今回、挿し口溶接の自動化、手入れ工数の削減を目標に大口径管の挿し口自動溶接設備の導入を行った。従来の設備で問題となっていた溶接開始点の検出、溶接線の倣いを自動化することにより作業性向上、溶接多層盛りの自動化を実現することができたので報告する。

論文名 遮水リング付推進工法用US形ダクタイル鋳鉄管の開発
執筆者 上田隆司, 先崎康人, 高木啓介, 國實誉治

概 要

樋門・樋管(以下、樋門と称す)とは、河川堤防を貫通して設置される函渠構造物であり、洪水時に河川水が堤内に侵入することを防ぐとともに、取水・排水機能を担う重要な施設である。  従来、樋門は支持杭などを用いて強固な地盤に支持される「支持方式」が用いられてきたが、主に軟弱地盤を対象とした樋門については「支持層に頼らない柔構造・柔支持方式」へと大きく設計方針が転換された。 また、公共事業のコスト縮減が叫ばれている現在、推進工法による樋門の構築が注目されている。

論文名 改良型ルーバ分級機によるフライアッシュ微粒子の高精度分級
執筆者 金子 貫太郎, 吉田英人

概 要

火力発電所で石炭を燃焼した際に多量のフライアッシュが副生し、その有効利用の用途の一つがセメントの混和材である。混和材としての付加価値を高めるためには、未燃炭素分を多く含む粗粉の一部が粉砕されることにより、分級した微粉中の未燃炭素分が一般に原料よりも多くなるなどの問題があった。この対策として、粒子の粉砕が少ないと予想されるルーバ分級機を利用するのが望ましく、これの開発を行ってきた。広島大学と当社が共同開発し、中国電力株式会社殿が製作したベンチスケール規模の実験機で、新型変形翼と平羽根との対比試験を行い、若干の興味ある新しい知見が得られたので紹介する。

論文名 RDF流動層ボイラ実証実験
執筆者 野口博嗣, 小畑恒夫

概 要

近年、ごみの排出量の増大と資源としての有効利用の観点から、固形燃料(RDF:Refuse Derived Fuel)化が注目されている。RDFは貯蔵性・輸送性に優れるとともに、性状(形状、発熱量など)が均一で、安定した燃焼が可能なため、小規模の焼却処理施設におけるダイオキシン類削減対策の一つとしても期待されている。また、高発熱量であることから、小規模ボイラでも十分エネルギー回収が可能である。当社ではRDFの「製造」から「燃焼・熱回収」の一貫設備を建設し、平成10年2月から同年9月まで実証試験を実施した。

論文名 ガラス自動色選別装置の実績報告験
執筆者 城田 大

概 要

ごみの中から再利用できる、資源ごみのリサイクル事業推進および地域住民のリサイクル活動への関心、活動の高まりによる、再資源化率の向上および埋立て物の減量を図るための「リサイクル施設」が建設されている。従来、「リサイクル施設」において、ガラス瓶は人手により色選別・回収が行われていたが、排出資源ごみの増加に伴い、ガラス瓶の色選別・回収を機械化により高速・高度処理することが求められてきた。本稿では1997年4月に開業した「リサイクル施設」に導入した、当社「ガラス自動色選別装置」について説明する。

論文名 曲線斜張橋の耐風性について
執筆者 日暮 宏, 山崎 章, 岡内 功

概 要

近年、曲線状に設けられる道路に対応し、それに接続する橋自体にも曲率を設け、交通流の円滑化を図った曲線橋が、高速道路や山間部などで多く架設されている。この曲線橋の長大化・軽量化を図るには、吊形式の曲線橋、つまり、曲線斜張橋や曲線吊橋によることが有利であると考えられる。しかし、この種の形式の橋梁の実例はまだ極めて少なく、その実例においても中心角や曲率が小さく、曲線橋としての特徴が顕著に現れていない場合が多い。また、一般に吊形式の橋梁には、風や地震に対する動的応答の問題が存在する。このようなことから、本研究は、大きな中心角と曲率を持った曲線斜張橋を対象として、風洞実験を行い、耐風性に関して検討したものである。

論文名 パーソナルコンピュータを利用した簡便なバルブ制御システムの構築
執筆者 庄子長浩

概 要

従来バルブ制御システムの構築はプラントメーカあるいは計装メーカの仕事と考えられていた。バルブの操作条件・制御条件を計測さえすれば、マイクロコンピュータ、通信機器、パーソナルコンピュータなどと組み合わせることにより、バルブメーカが簡便な制御システムを構築できる。 雨水調整池の流量制御をモデルとしてWindows95対応のバルブ制御システムを開発したので以下に要約する。